子音の発生順序②

 今日は、昨日の投稿に引き続き子音の発生順序について、その第二段階である佐渡の島について書きたいと思います。このブログ、思いつくままランダムに投稿しているように感じられるかも知れませんが、管理人の胸の内では一応順を追って読んでいただければ、言霊学の基礎が分かるようにしてるつもりです。とはいえ、この3000年間外に見える世界を対象とする心の使い方に慣れてきた私たち(管理人自身を含め)にとっては、内側に向けて心を使うことは予想外に難しいことだと思います。

 例えば、私たちは眼前にあるPC、窓外のビル群、夜空の星、さらにはUFO(例が極端ですが)といった外部世界の物事について考えることには長けていますが、PCやビル群、星、UFOを見ている時に心の中がどのように働いているのかについて考えることはほとんどありません。言霊学はこの心の中の出来事に焦点を当てている訳ですから、難しいと感じられることは無理もないことと思われます。しかし、管理人は、今や私たちは心の働きをしっかり理解することが極めて重要な時代に生きていると思っています。

 さて、前置きはこのくらいにして佐渡の島です。佐渡の島にはクムスルソセホヘの8音がまとめられています。この8音に象徴される工程で、先の津島で明確なイメージにまとめられた内容が具体的な言葉に組まれます。最初の 2 音に関しては余計な説明は必要ないでしょう。クム=組むです。ただ、ここでは特に古事記に示された神名に触れておきたいと思います。それは、沫那芸の神(あわなぎのかみ)と沫那美の神(あわなみのかみ)です。沫(あわ)はア・ワの呪示で先天構造における主体・客体の剖判が後天構造でリピートされていることを感じさせます。さらに、この二柱の神名は伊邪那岐の神と伊邪那美の神を想起させます。

 次にスルです。物事を行うことを「する」といいます。クムによって言葉に組まれたものが次に発音されることになりますが、このスルは発音という事象の要諦といえるものです。子音スは澄む、巣、住むで静まった状態、子音ルは流転、坩堝等で動く状態を示す言霊です。落語家は緩急相まって観客の心をひきつけます。喋り続けているだけではとても芸とはいえません。喋る時には喋る(ル)、間を取るときには絶妙の間を取る(ス)からこそ面白くまた感動的でもあるのです。

 次にソセ。ソは注ぐ、削ぐ、添える等の言葉に、またセは瀬、急く、堰、責める等の言葉にそれぞれの語感が感じられます。発音するための霊的及び肉体的エネルギーの補給ということになります。

 最後にホヘで言葉が発声されることになります。ホは穂、浦、火等の言葉で、またヘは山の辺、経、舳などの言葉にそれぞれの語感が残っています。いずれも先に行って開くー言葉が発音されて空中に出てゆくことを示しています。

 以上の説明はなんとも奇妙なものに感じられたことでしょう。しかし、言霊学の教科書である古事記が「こうだ」と教えているのです。それは頭でいくら考えても了解できるものではありません。自らの心の中の働きを感じ取って自証するしかないものです。

 今日もまた厄介なお話になってしまいました。

 それではまたお会いしましょう。

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