コトタマの基礎(子音)

 今日は、コトタマの構成要素の最後、子音32個の説明になります。これまで見てきた、母音(半母音)、父韻、親音が活動して子音が生まれてきます。母音(半母音)、父韻、親音がココロの先天構造(先天構造については、「コトタマの基礎(ココロの先天構造)」を参照ください。)を構成する要素であったのに対して、子音はココロの後天構造を構成する要素です。

 後天構造とはどういうことでしょう。大辞泉によれば、「先天」とは「生まれつき身に備わっていること」、「後天」とは「生まれてからのちに身につけること。人が生後に学習・経験などの結果として得るもの」と説明されています。この説明をコトタマ的に変換すれば、人間のココロが生まれつき存在している宇宙(母音、半母音)と、人間のココロに生まれつき備わっている能力(知性の原律=父韻)が「先天」であり、それらが活動した結果として得られるものが「後天」ということになります。ココロが生来備えている要素が活動した結果として得られるものとは、ココロに去来するあらゆる心象現象のことです。あらゆる心象現象は、ココロの後天構造に属しており、その構成要素が32の子音ということになります。

 具体的な例で見てみましょう。今この記事を書いている管理人はどういう人ですかと聞かれたとします。この質問に対して「はい、これが私です」とズバリ答えることはできません。管理人がどういう人物なのかを説明するためには、回りくどくなりますが、これまで色々な国の大使館で勤務して来ました、合気道に興味を持ち天霧という新しい身体操法を作りました、コトタマを勉強してきました、今この記事を書いています云々という説明をする以外に方法がありません。

 このように「管理人そのもの」は抽象的な概念でしかとらえることができないものですが、「管理人が活動した」結果である大使館勤務や天霧の創設という出来事や現象は私たちの意識でとらえることができます。この出来事や現象が後天構造ということになります。そして、コトタマ学では後天構造=現象の最小単位になるものが32個の子音であるとしているのです。しかし、意識でとらえられるといっても現象はコロコロと姿を変えますから、その現象の最小単位になっている子音をつかむことはとても難しいことに違いはありません。

 ちなみに、先天構造の母音(半母音)と父韻についてはコトタマそのものとしてではありませんが数字として(これを数霊(かずたま)といいます)古来伝承されてきました。それは母音(半母音)については5行、5大、5重の塔などとして、また父韻については8卦などとして残されてきました。しかし、この子音は数霊としても観世音菩薩の32の応身(おうじん)にうっすらと映し出されていますが、ほとんど伝承されてきませんでした。これまで秘中の秘として隠されてきたものです。

 そして、この子音は、タトヨツテヤユエケメ クムスルソセホヘ フモハヌ ラサロレノネカマナコ の順に誕生してきます。子音それぞれの力動や誕生順序の説明は、またの機会に譲りたいと思います。

 今日は、コトタマの構成要素の最後、子音に関するものでした。これで、コトタマを構成する全ての要素について基礎的な説明が終了したことになります。今後は、折に触れてこれらの要素の姿や働きについて別の角度からの考察も含めながら補足してゆきたいと思っています。

 それではまたお会いしましょう。

是非フォローしてください

最新の情報をお伝えします

コメントをどうぞ

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

Previous article

コトタマの基礎(親音)

Next article

常識ということ