天霧の基礎ー肩甲骨①

 今日はカラダに関する投稿になります。

 天霧では、骨格連動ということを重視しています。そして、骨格連動の前提として、天霧初級では、仙骨と肩甲骨に関する基本的な理解と考え方を研究します。仙骨については既に基本的な事柄を説明しましたので、今日は肩甲骨の説明をしたいと思います。

 肩甲骨は背中にある一対の骨です(下図参照)。この骨は、平べったい逆三角形をしており、鎖骨および上腕骨と関節でつながっています。最近では「肩甲骨はがし」という少しショッキングなネーミングによって健康法の分野で話題になりましたので、肩甲骨は比較的よく認知されるようになりました。

 

teamLabBodyより。

 この肩甲骨は、天霧の技が発現するための最も重要な骨になっていますから、しっかり意識して欲しいと思います。肩甲骨の各部分には専門的な名前が付けられていますが、とりあえずは次の四つの名前だけ覚えておいてもらいたいと思います。肩甲骨は三角形状をしていますが、上の辺を「上縁」、背骨側の辺を「内側縁」、外側の辺を「外側縁」、下の先端を「下角」といいます。

 さて、肩甲骨の最も特徴的な点は、骨格だけの視点から見れば、体幹に固定されている部分が極端に少ないということです。上縁の端で鎖骨経由で胸骨に繋がっているだけです。骨格だけでみれば極端に不安定な存在です。このことは天霧の稽古でとても重要になってきますので、十分ココロに留めておいて欲しいと思います。

 この不安定な肩甲骨を支えているのが肩甲骨筋、僧帽筋、大・小菱形筋、前鋸筋、小胸筋といった背中にある主要な筋肉群です。肩甲骨はこうした筋肉に支えられ専門的な用語で、挙上・下制上方・下方回旋内・外転という三つのグループに大別される動きをしています。

挙上・下制 → 挙上;肩をすくめるときや物を持ち上げるときのように肩甲骨を上に持ち上げる動きです。下制;肩を下ろす動きです。

上・下方回旋 → 上方回旋;高いところに置いてある物を取るため腕を上げるような時の肩甲骨の動きです。下方回旋;腕を下ろす時の動きです。

内・外転 → 外転;腕を「前ならえ」の姿勢からさらに腕を前に伸ばすようにする時の動き。内転;胸を張る姿勢で肩甲骨同士が近づく動きです。

 今日のポイントとなる重要なことなので繰り返します。肩甲骨は骨格としてはとても不安定で、それを背面の主要な筋肉群が支えています。このことを逆にいえば、肩甲骨の些細な動きが背面の主要な筋肉群に影響を及ぼす、ということです。そして、肩甲骨から腕が伸びていますから、腕の微妙な動きが肩甲骨を通じ背面の主要な筋肉群に影響を及ぼすということになります。

 天霧初級では、この腕 ⇆ 肩甲骨 の骨格連動の効果と使い方を学んでゆくことになります。特に、肩甲骨の上・下方回旋と腕との骨格連動を確認することになります。次回は、この骨格連動について簡単な説明をしたいと思います。

 それではまたお会いしましょう。

 

 

是非フォローしてください

最新の情報をお伝えします

コメントをどうぞ

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

Previous article

経験知の影響力(実例)

Next article

天霧の基礎ー肩甲骨②