性命双修(せいめいそうしゅう)

 性命双修というちょっと古風な言葉があります。道教、仙道、気功などの修行で使われる言葉で、極めて簡単に言えば、ココロとカラダ双方共々鍛えて行かなければならないということです。

 天霧の技を発展させてゆくためにも、この性命双修がとても大切です。これまで数回にわたってお話した仙骨は「命」に関する事柄でした。天霧において「命」の中心になっているのは骨格連動です。そして、「性」の鍛錬のよりどころは、ココロの科学言霊です。簡単に「コトタマ」としておきます。

 このブログでも、性命双修ということを念頭におきながら、カラダとココロそれぞれに関するお話をバランスよく投稿してゆきたいと思います。今日は、コトタマの基本的な考え方についてお話します。奇想天外と言っても良い内容ですから、最初は「何てバカな話だ」ぐらいの気持ちで読み進めていただくのが丁度具合が良いでしょう。

 さて、突然ですが「周期表」はご存知ですね。物質の構成要素である元素を並べた表です。この周期表がなかなか頭に入らなくて苦労された方もおられることでしょう。(管理人もその一人です。)物質の構成要素はちゃんと表になっています。それでは、ココロには構成要素があるのでしょうか?あるとして、物質の周期表に対応するような表があるのでしょうか?

 そんなことは考えたこともなかったという方が大半だと思います。しかし、コトタマでは、ココロの構成要素が厳然とある、としています。それだけではなく、その構成要素を整然と現している表が存在しているとしています。実は、この表は、私たちが物質の周期表を勉強する何年も前から勉強しているものです。

 それは、小学校で習うアイウエオ五十音表です!そんなバカな、ということになると思います。それも当然と言えば当然です。なぜなら、小学校の先生も、これがココロの構成要素だとは知らずに教えているからです。しかし、何千年の眠りから復活したコトタマの教えに従えば、私たちのココロは、この五十音のみを構成要素として出来ており、それ以上でもそれ以下でもないということになります。

 この五十音の無限とも言える組み合わせで、私たちのココロは活動している、ということになります。更に、現在の私たちは、五十音表と言えば、アイウエオという五十音表しかないと思っていますが、それは大きな勘違いです。なぜなら、五十音表の縦の並びがどうしてアイウエオという順番になるのか、誰も説明出来ないからです。

 この並びが、アイオウエとか、イエアオウとか、アイエオウとか、アオウエイとかであってもよかったのではないでしょうか?それが、どうして現在アイウエオという並びになっていのか、その理由について、これ以上ないと思える回答を与えてくれているのがコトタマです。この理由については、コトタマの説明を進めて行く中で次第に明らかになってくると思いますので、今日は触れません。

 コトタマでは、このアイウエオという五十音表の右端縦の並びを母音と呼びます。それに対応する左端縦の、ワヰウヱヲを半母音と呼びます。母音は主体、半母音は客体です。コトタマはココロの世界の話ですから、主体と言えば、何かを認識している主体ということです。客体と言えば、主体によって認識される対象ということです。

 そして、このアイウエオ五母音は、私たちのココロが活動しているフィールドを表しています。ここで、私たちのココロが一瞬一瞬どのようなフィールドで動いているか考えてみてください。眠りから醒めた朝一番何を考えるでしょうか?トイレに行きたい、お腹が空いた、水を飲みたい、あるいは冬であれば、今日は冷えるな〜ということかもしれません。基本的な欲求と言える考えです。このフィールドのことを、コトタマではコトタマ「ウ」のフィールドであるとしています。

 さて、そのような基本的な欲求が満たされれば、次に、会社に遅刻しないためには、何時何分の電車に乗る必要がある、急がなきゃ、というような思考が目覚めます。このような考えが活動するのは、コトタマ「オ」のフィールドです。

 会社が終わって、久しぶりに映画を見に行ったとしましょう。とても感動的な映画でした。周囲を気にしながらも、涙が溢れてきてどうしようもありません。この時のココロの動きは、コトタマ「ア」に属するものです。

 更に、何か重要な出来事が身に降りかかった時、これからの人生をどのように過ごしてゆけばいいのか考えることがあるかもしれません。最善の選択肢は何かと静かに考える。その時のココロはコトタマ「エ」のフィールドで活動しています。

 そして、こうしたウオアエ四っのフィールドでココロが活動できるためには、活動しようという意欲が必要です。四っのフィールドにおけるココロの働きを縁の下で支えているココロの働きが、五つ目のコトタマ「イ」のフィールドです。

 管理人がコトタマを学び始めた時、ココロが五つのフィールドだけで動いているとするのは簡単すぎるんじゃないかと思いました。ココロはもっと複雑だ、と思ったのです。それから永いこと、自分自身のココロの動きを調べてみました。しかし結局、自分のココロは、この五つのフィールドを行ったり来たりしているということが分かりました。

 もちろん、完全に「ウ」のフィールドだけ、あるいは「ア」のフィールドだけ、ということはありません。映画に感動(「ア」のフィールドです)しながらも、トイレに行きたい(「ウ」のフィールドです)と思うことは良くあります。五つのフィールドが濃淡の差を持ちながら絡み合っている。しかし、第六の独立したフィールドを想定することはできない、そういう結論に達したのです。

 コトタマでは、こうした各次元の属性を次のように規定しています。このことは、人間のココロはこの五つのフィールドで活動している、その各フィールドを人間が発音できる言葉で表せば、それぞれ「ウ」、「オ」、「ア」、「エ」、「イ」という発音(波動)で表現することが一番ふさわしいということです。(この部分は少し難しいかもしれません。おいおい説明してゆきたいと思います。)今日は、コトタマのウオアエイがどのようなフィールドを象徴しているのか、ということをしっかり押さえておいて頂きたいと思います。

 コトタマ「ウ」 感覚、官能、産業経済、競争原理

 コトタマ「オ」 経験知、記憶、学問

 コトタマ「ア」 純粋感情、宗教、芸術

 コトタマ「エ」 実践智、(本来の)政治、道徳

 コトタマ「イ」 創造意志

 今日は、コトタマの基本中の基本について書きました。ココロが住んでいる五つのフィールドです。ココロは五つの重なりに住んでいます。五重です。五は五十鈴川のように「イ」と、また重は一重、二重というように「エ」と詠むことがあります。五重でイエです。これが、私たちが住んでいる家(イエ)の語源です。

 それではまたお会いしましょう。

 

 

 

 

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